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10/16(日) BANDSTAND vol.3 @渋谷AX

毎回日本デビュー前の海外のイチオシ新人バンドが一度に安価で観られるという、先物買い好きにはたまらないこのBANDSTAND
第1回目から気になるバンドが出ていたが予定が合わず(ikara colt解散しちゃって残念。やっぱ観とくんだった・・・)、今回初参戦。
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3回目となるこの日のライブは発表当初こそ食指が動かなかったが、開催間近になってthe boxer rebellionが追加発表され、即チケットを購入。このバンド、以前シングル買って気になっていたのです。その後dogsも追加発表され、ますます充実したラインナップに。
↑のフライヤーに載ってる計6バンドが出演。う、嬉しいんだが・・・腰の悪い私にはすべて観ることは不可能に思われ、ユルめに行くことに。
当日発表された出演順は、von ivathe morning after girlsdogsthe boxer rebellionthe blue vanthe walkmen
オーストラリア出身のthe morning after girls、試聴したらいい感じだったのでこのバンドから観る予定が、家でのんびりし過ぎて遅刻。
17:30過ぎにAXに着いたら丁度the morning~が終わったところだった。う~残念★
中は思ったより人が少なくて快適。しかも皆ガツガツしてなくて、様子見な雰囲気が濃いので、好きなところで気ままに観れた。
中に入って10分位でUK新人dogsスタート。ボーカルがワイシャツ+ネクタイの上から首にタオル(サッカー日本代表のものっぽい)をかけて登場。最初は後方にいたが、たまらず前方へ移動。演奏始める前に「まず最初に謝らないと」と前置きして長めのMC。「ジョー・ストラマー」とか「DJ」とかいう単語は聞こえてくるものの、何を言ってるのか分からなかった・・・泣。ボーカルがタバコ吸いながら1曲目。razorlightっぽい、歌い上げる感じのパンク/ガレージサウンド。しかしもっとワルっぽい。2ギターでノイジーなんだけど、メロディーがしっかりしていて、聴きやすい。ボーカルが1人1人客の顔を見ながら歌っているのが印象的だった。曲間で「今何時だって?」と苦笑い。まだ18時前後だもんね。こんな早い時間にライブやることそうそうないんだろうな。「チャーリー」って曲が好みでした。演奏はタイトで安心して観てられた。最近の新人はレベル高い。
しかしAXはまだデカかったかな・・・次はもっと小さいハコで観たい。それに客の反応がイマイチで、盛り上がりに欠けた。アストロホールやクアトロでギュウギュウになりながら観るのが似合うサウンドだと思う。
観てるうちにどんどん前方へ進んでいき、気づいたら前から5人目くらいの場所にいた。しかしわりと端の方で聴いてたせいか、終盤耳が変に。

次は一番の目当て、the boxer rebellion。こちらもUKの新人バンド。真ん中の前から3人目というバッチリなロケーションで観れた。
ボーカルが、bloc partyのgordonの顔だけstereophonicsのkellyにしたよな風貌(強引すぎる例えでスイマセン)。ギターとドラムはもっさい感じのロンゲ+ヒゲ+太め。ベースは多分北欧系。
このバンド、もうアルバムは出ていて以前輸入盤を買おうとしたんだけど、最近は新人の国内盤が安価なのでグッと我慢。というわけでセットリストは残念ながら分からず。唯一持ってるシングル:code red収録曲はどれもやってくれなかった。
序盤2曲は思ったよりダークでドローンとしたグルーヴの曲。ちょっとthe verveを思い出した。
前述のcode redは、「叙情派the music」って感じのサウンドなので、意外だった。
3曲目、"where ~"ではボーカルがアコギ1本で弾き語り→中盤からリズム隊が絡んでくる展開。溢れんばかりのメランコリア。一番グッときた。以前ネットで試聴した曲(おそらくシングル)ではギターがステージから降りてきて大盛り上がり。曲によってはベーシストがまるでウッドベース弾いてるような指使い。ドラムは終始タイトでした。
全体的な感想としては、想像以上にダークでグルーヴィーなんだなと。しかもダイナミックなグルーヴ。なんだけど、肉体性というよりは精神性を感じる、彼岸で鳴ってるようなサウンド。日本盤出たら絶対買う!舞台袖ではdogs等他バンドも観入っていたよ。客の反応も上々。

2バンド前方で観ただけで大分疲れてしまった(ちなみに1バンド40分前後)。
boxer~終了後、後方へ引っ込み、バーにもたれかかって観ることに。
次のthe blue vanはデンマーク出身で、これが超ライブバンドだった。試聴した時はmando diaoみたいだと思ったが、実際はもっとブルージー&ソウルフル。mandoよりもっとまんま60Sロックンロール。ステージングも見事なもんで、特に長身眼鏡ベーシストの動きにくぎづけ。ガンガン前に出てきて客を煽りまくり。弾きながら膝から崩れおちたり、ビール吹くわ空き缶投げ付けるわ、キーボードの上に乗るわ。演奏も上手く、新人とは思えなかった(新人じゃないのかも)。MCも多く、「アリガトウ VERY MUCH!!」「THANK U SO VERY VERY MUCH!!」連発。「この場にいれて光栄だ」「日本に来れてすごく嬉しい」など、嬉しいコメントも。ルックスのいい人達なのでカッコつけのロックバンドなのかなと勝手なイメージで思っていたけど、とにかく客を盛り上げるのに徹していて、清々しささえ感じさせる奴らだった。かなり後方にいたのに思わず手拍子しちゃったよ。期待してなかったのに、楽しかった!最初の2バンド観てないけど、恐らく客が一番盛り上がってたんじゃないだろうか。
トリのthe walkmenはNY出身のバンド。以前PV見て1曲だけ知っていたんだけど、思ったよりアップダウン激しいボーカル(シャウト多し)にタイトでメロディックな5人組。ボーカルさん日本語MCかなり多かったが、上手いんだか下手なんだか。流暢に「ありがとうございます」と言ったかと思うと、後はほとんど何喋ってるのか分からない。心意気は買う!正直、バックとボーカルが噛み合ってない気がして個人的にはあまりピンとこなかったが、最後まで見た。客も長時間のライブで疲れたのか、あまり反応せずおとなしく聴いてるように見えた。
途中なぜかdogsのボーカルが女性(von ivaのメンバーか?)を連れてステージを横切る。この人そっくりな外国人をその前客席にも見かけたが、まさか本人だったんじゃ。普通にwalkmen観てたが。

終わってみたら21:30を回っていた。3バンド目から観たのに結構疲れたー。開場から来た人は6時間半会場にいたことになる。す、すげー。
人が適度に少なかったからこちらとしては快適だったけど、イベントの採算取れてるのかちょっと心配。以前と比べると機会が増えたとはいえ、やはり日本ではデビュー前の海外の新人バンドを観れる機会は少ないので、こういったイベントは自分的にはとても嬉しい。普段行ってるライブと比べてチケット代もすごく安いからお財布にも優しいし。
主催者さんには是非これからも継続していただきたいです!
途中からでもお腹一杯なイベントでした☆
by akiscream | 2005-10-18 04:10 | ライブ(洋)
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