10/19(水) Super Furry Animals @liquidroom
ウェールズの変てこポップ集団、super furry animals(以下SFA)。
約2年ぶりの単独公演に行ってきた。 整理番号が良かったため、開場と同時に入場。最前列にも行けたが、腰痛のためPA前のイス席端っこゲット。後から来たY&Tさんコンビと合流し、しばらくしてC君も到着。 待ち時間中、ステージ後方のスクリーンにSE用のレコードプレーヤーが映ってるのは2年前の単独公演の時と同じ。たまにジャケを映してくれたり。 定時に前座さん登場。前座がいるのは会場入ってから聞いて初めて知った。名前忘れたけど(うーごめんなさい)、確かjoujoukaみたいな名前だったと(追記:Jakokoyakという名前でした。tomoraさんゆきたさんありがとう!)。この人もウェールズから。 黒髪の男の人一人で、機材で電子音を流し、アコギ弾きながら歌う。SFAにも通じる美しい旋律を奏でる人。 特に「目をつぶって」と言ってから鳥の鳴き声をバックに演った曲が良くて、素直に目をつぶって聴いていたんだけど、とても気持ち良かった。 1曲やるたびにウェールズ訛りの強い英語でいっぱい喋ってくれたのも好感度高し(何言ってるのかほとんど分からなかったが★)。 20分程で前座が終わり、セットチェンジの間にtomoraさんと会えた。 ステージバックのスクリーンに映像が流れる。レスキュー隊(消防士?)のような格好をしたメンバーが車に乗り込む。 ファンファーレが一際大きくなり、メンバーがスクリーンと同じ格好で登場。 「おぉーっ」と思いつつ既視感があったため、この演出も前回と同様だったのかもしれない。 なんと期せずして私の真正面がグリフ!さすがに後方のため遠いが、1段高くなってるのでとってもよく見える♪ 元々特に洋楽では曲名を覚えられないクチのため、ましてやアルバムも複数枚出ている(しかもウェールズ語のは持ってないし)彼らのセットリストは無理。 そんな中かろうじて覚えてる&分かるものだけでも羅列してみようと思う。 1曲目から思い出せず。。(泣)Lalala~って歌ってたような。SUNNY SEVILLEか?? 2曲目はHELLO SUNSHINE。あの冒頭の女性ボーカル聴くと鳥肌がたつ。あったかい曲だ。朝霧のダイヤモンドフジを思い出す。 3曲目ZOOM!←この日のマイベストかも。特に終盤がヤバくてかなり魂もっていかれた。グリフのファルセット美しすぎ。この曲は7月のHUBでもやってたけど、こんなダイナミックなサウンドになるとは。 この後はほんとに曲順が不明。 ATOMIK LUST←ドラムの人がボーカルやってた。 THE HOM←今度はギターのバンフがボーカル。歌う前「ワルツ。drinking song」と紹介してたけどまさに☆イスに座りながら手拍子手拍子♪ 2人ともグリフとはまた違った声質で新鮮。バンフは歌い終わった後、「カンパイ」。 長めのMC(温暖化について言ってたと思うんだけど、違ってたらごめんなさい)の後、 OHIO HEAT←最新作で一番好きな曲。だからこそ多くを求めてしまうのかも。バックボーカルがもちょっと大きくてもよかった。でもでもとっても美しかったなぁ。 「3部構成の曲」と紹介された CLOUDBERRIES←この曲も良かった!ライブ後一番残ってて、仕事中とかふとした瞬間に頭の中で流れる。特に中盤のブラジル音楽っぽい部分☆ラストはスロウで壮大に。楽しく、かつ美しい曲。彼らの音楽の幅広さが凝縮されてると思う。 COLONISE THE MOON←この曲も7月のHUBでやってたね。 本編ラストで、曲は忘れたけど、終盤グリフが何か食べてもぐもぐしてました。あれは何を食べていたのだろう(あともいっこ謎。バンフがある曲で壷みたいな円筒状の楽器を使ってワーンワーンやってたけど、あれって何て楽器なのかしら)。 一度袖に引っ込み、ほどなくして SLOW LIFEが流れ始める。メンバーが徐々に再登場。 ふとグリフがいないと思ったら、ドラムの後方に。確かこの曲だと思うけど、いつの間にか「ナントカ戦隊○○マン」系のレッドのマスク(ヘルメット)を被っていた。頭でかっ(笑)!この人達のこーゆー変なとこ大好き。 歌う時はマイクを目の穴に当てて(笑)。かなり不思議な見た目。ちょっと斜めから見るとロダンの「考える人」っぽいポーズ。 JUXTAPOZED WITH U←歌いだしdaft punkばりのロボット声で、サビ前から普通の声で。巧みにマイクを使い分けていた。 その次、LAZERBEAMへ自然なつながり。 DO OR DIEで思わず前方へ行きたい衝動に駆られるが、男性多いし下手に前行くと見えなくなると判断し、堪える。 終盤はわりと以前の曲をやってくれていたな。 どのアルバムに入ってるのか分からないけど、カリメロって曲?もやってた。 ALL GOVERNMENTS ARE LIAR←スクリーンにブッシュを映して。客が沸く。ラストにもこの文字がスクリーンに。 こういう主義・主張を持った上で、あくまで楽しく・ユーモラスな彼らはステキだ。ADFへ対してと似た共感を覚える。 RINGS AROUND THE WORLDも大盛り上がり。 RECEPTACLE FOR THE RESPECTABLEは序盤~中盤でやってたような。 打ち込みのリズムにカントリー調の美しい調べをのせた曲(最新作か1つ前くらいに収録?どの曲だっけ?)もあった。 彼らのライブは今まで4回観ているが、単独でフルで観るのはまだ2度目。2年前(@新宿リキッド)はバンフ前最前で観れたが、グリフが全体的におとなしく、メンバー同士の絡みもあまりなくて、わりと淡々と進んでいたような印象があったので、今回の方が断然楽しめた。イス席だったけどノリノリで観ちゃったよ。 中盤グリフとバンフによるギターの応酬があったり、終盤ベースとギター2人で楽器をクロスさせて*マーク作ったり。各パートの見せ場もあって、前回よりバンドとしての結束を感じた。 そしてコーラスがとってもきれいなバンドだということを改めて再認識。 グリフ声よく出てたー。特にファルセットにはほんと痺れた。「味わい深い」なんて形容詞では表現しきれない、深みがあってあったかくて優しい歌声。 曲間によく「ありがとう」と言っていたけど、なぜか吐息まじりでセクシー(笑)。 途中地震があってドキドキしたが、「皆盛り上がってるから地面揺れてるよ」なんて思っちゃった位、後半は特に盛り上がっていたな。 個人的に一番聴きこんでいるアルバムがRADIATORとGUERRILLAなので、つい最近までどうしてもポップでテンション高めな彼らを期待しがちだった。 案の定、最新作は最初聴いた時、「地味・・・落ち着いたな」と思ったけど、ライブが近くなった最近になってようやく頻繁に聴くようになり、すると聴けば聴く程このアルバムを好きになっている自分がいた。 そしてこの日のライブでは、ポップな部分を残しつつ、深みを増した彼らの世界を五感全部で体験できた。ほんと、来てよかったな。 ラストはメンバーがステージから去っていき、1人残ったキーボードの人がテクノなアレンジに。段々バキバキになってってカッコいい。するとスクリーンに再度映像が。 今回日本に着いてから撮ったと思われる東京の街並、人、ファン、そして「日本のすばらしいファンの皆さん」「ありがとう おやすみなさい」という文字が(泣)。 とうとうキーボーディストもステージを去り、スクリーンにはライブ前と同じレスキュー隊姿のメンバーがトラックの荷台に乗って夜の街へ消えていく映像。これもなんとなく観たことあったから前と同じなのかも。しかし何度観てもいいもんだ。スタッフ紹介があるのもいいね。 ここまでやられてしまうともうアンコールないな、という感じで皆帰っていく。 全部で1時間半~2時間弱やってくれたみたい。 笑いあり、涙ありの楽しくて、美しいライブだったな。 次はいつ来日してくれるかな。来年のフジに来てくれないかな。ウェールズ語だけでオレンジコートでやるのもいいな(広がる妄想)。
by akiscream
| 2005-10-21 03:43
| ライブ(洋)
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