8/30 「連鎖のはじまり」 @初台Doors

キセル目当てで久々のライブ。平日だし行かないつもりだったのですが、訳あってこのところ週末のライブを諦め続けているので、発作的に半休申請してしまった。

開演時間を30分程過ぎて会場入り。初台ドアーズは音がいいしドリンクが全て300円!まだ2回目だけど好きなハコ。

始まっていたULOPをお酒飲みながら途中から観る。ボーカル&ギターの人の顔、どこかで見たと思ったら、3月にここで観たウルグアイ・ロリコンズにいた人だった。ドラムソロがあったり詞の朗読があったり。アートなシューゲイザーという感じでカッコ良かった。

続いて七尾旅人さん。前回1年以上前に野音で観た時は打ち込みを多用してダンサブルな曲が多かった印象なのですが、今回は弾き語り形式で。
CDは聴いたことないから音源は分からないけど、この人のライブは本当に開けっぴろげというか、生々しいというか。ディープなんです。濃いんです。危ういというか、ちょっと狂気のようなものを感じてしまってドキドキしてしまう。でも目が離せない。そして前回は分からなかった声の良さ・歌の上手さ、アーティストとしての圧倒的な表現力(大衆向けではないと思いますが、圧倒的です)にも弾き語りというシンプルな形で改めて気付かされました。
1曲終わるごとに人相が変わって見えるくらい、曲に入り込んで内面を曝しているような凄みを感じた。後半やつれて見えたのは気のせい?
いきなり曲を始める前に客と連想ゲームをやったり。MCにもドキドキしっぱなし。



七尾さんが終わったところで前方へ移動。スペースが空いており、向かって右側の最前でキセルを。
前回観てから1ヶ月も経ってないのに、2週連続で以前から楽しみにしていた週末のライブを諦めていたせいか、辻村兄弟の姿を見るだけでテンションが上がって嬉しくなる。

とりあえずセットリスト↓
ハナレバナレ/方舟/サマタイム/コロンビア/庭の木/エノラゲイ/ギンヤンマ/鮪に鰯/(アンコール)ナツヤスミ

1曲目のハナレバナレからキセルのライブに飢えていた自分を実感。完璧に中毒だ・・・。
序盤お兄さんが、「今日は皆さん″あの世系″で、ずっと観てたんですけど思わず自分が出ること忘れそうになりました」と言ってたけど、今夜はキセルもいつにも増して「あの世系」だった。終わった後、物販にいた弟さんにそう言ったら「七尾さんにひきずられた」とおっしゃってましたが、お兄さんの弾くグレッチの音色もすごくドリーミーで。
特にコロンビアがヤバかった。ぐるぐると渦を巻くグルーヴに2人のコーラスが重なり、軽くトランス状態に。後半のアレンジもCDよりカオスで。次の庭の木への繋ぎも自然で新しかった。

「あの世系」でありながら熱いものも随所に感じられたこの日のキセル。過去最多くらいの勢いでライブの多かった今月ラストということで、気合いも入っていたのでしょうか。特にエノラゲイではギターがいつもより「ジャーン!」て感じで、こちらも熱くなった!ギンヤンマをはじめとして時に背伸びしながら歌うお兄さん。観ていて勝手に元気をもらいました。

なんと言っても方舟コロンビアが嬉しいサプライズだったな~。久々に聴いた方舟は涙が出そうに気持ち良かった。大好き!
夏が終わるとセットリストから外れる可能性が高いサマタイムナツヤスミも聴けてホッ。特にナツヤスミは絶対聴きたかったので、アンコールでやってくれて喜びもひとしお。いつもそうだけど、この曲聴いてる最中は体が動かなくなる。
「咲き乱れる人は蝉の声に似ている」という箇所が、蝉の声を聞くたび頭に浮かぶ今日この頃。
「明日もきっと泣いたり笑ったりできますように」という歌詞が今まで以上に沁みた。ずっと主語は自分だと思っていたけど、今はむしろ周りの大切な人に対してだと感じる。

MCでは入場時に配られた花の種について言及。retired weaponsという団体(「組織」とお兄さんが言ったら笑いがおきていた)のものだそうです。バジルを育てて失敗した鉢が1つ余っているようで、お兄さんはそれで「一花咲かせてみせる」と言っていました(ちなみに弟さんが、その失敗したバジルを食べてたらしい)。
相変わらずの漫才のようなご兄弟のやり取りに笑わせていただきました。

今年に入ってから数え切れないくらいライブに行っているけど、改めて、キセル大好きだ。
そして大好きな音楽はいつだって元気をくれる。生で観れる幸せを噛み締めた夜でした。
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by akiscream | 2006-09-01 02:46 | ライブ(邦)
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